103人の犠牲者をだした大洋デパート火災です。
忘れもしません。
当時小学校6年だった私は学校の行事(強歩会)で、小学校から10km弱の飯田山という山へ歩いて行っていました。
その帰り、田んぼの広がる周囲の遥か彼方にのろしのような煙が見えましたが、私は野焼きでもやっているのかと思って気にも留めませんでした。
あぜ道に停めてあった軽トラックのラジオからは「大洋が燃えています」と聞こえましたが、これに対しても「当たり前の事じゃ?」と聞き流して帰りました。
すると学校へ着くなり、「お父さんかお母さんが大洋デパートで働いている人は至急集まってください」と放送で流れ、その時初めて火災が起きているらしいと聞きました。
その後、帰宅してからはTVの前で「身近でこんな事があるんだぁ」と恐い思いでニュースに釘づけだったのをはっきりと覚えています。
大洋デパートは当時熊本で1番大きな百貨店で、行くと直ぐに7Fのおもちゃ売り場に行っていたものでした。
その後いくつかの百貨店等が入れ替わりに入りましたが、何れもぱっとしないで(やっぱり入ると暗い気が流れている感じなんです。)最後に入っていたダイエーも撤退し、老朽化もあり一昨年取り壊しになりました。
そして新しいビルが出来て、明日引き渡しだとか。
来春には沢山のテナントさんが入り、グランドオープンだそうです。
賑わいを見せて、盛り上がって、そして熊本の経済復興のテコ入れになって欲しいです。
それにしても地震も恐いですが、火災も恐いです。
以前、某デパートの上層階にいた時に火災報知器が鳴りました。
小心者の私はすぐに降りようと思い「こんな時はエレベーターでなく、階段だな。」と思い、階段を降りましたが正直足が震えてました。
しかし、周りの人は店員さんも含めて普通どおりに接客したり、買い物したり・・・
そう言う私も全速力で降りるのは恥ずかしいような気がして早歩きでした(笑)
こういう時の行動は正常性バイアスと言って、被害が予想される状況下にあっても、都合の悪い情報を無視したりする心理で、災害などで被害者を増やす一因だそうです。
この時は実際に地下の機械室でボヤが起きていたので誤作動ではありませんでした。
恐い恐い

やはり何時でもゴルフ以外は[万振り]が大切かもしれません。
end